今の私にできること。【第4夜】

コロナ禍の中、子ども達とおこもりすることしかできないので、
せめてもと、Sima-simaの歴史を振り返りつつ、向島の風景を
画面の中だけででもお楽しみいただけたらと、突如はじめて
本日4日目。

昨日までは、写真でしたが、今日は絵です。
向島在住の画家・村上選さんの作品、現しまなみ渡船と尾道の風景。
この絵が表紙になったことにも、エピソードがあります。
vol.3が発行された後、中国新聞さんに取材をしていただきました。
その記事を見た、短大時代の友人から連絡がありました。

私は、大阪で生まれ育った人間、尾道にその時代の友人がいる事は奇跡。
もう向島に呼ばれて来たのかもしれないと思うほどのエピソードです。

大阪にはたくさんの学校があるのに、その一校同じクラスで2年間を
過ごした友人。尾道の子だとは当時聞いていましたが、連絡をくれて初めて、
向島の子だったと知りました。しかも、お父様が、村上選さんだと。

友人とお父様もご一緒に再会し、よそからきた人が向島のために
一生懸命ようやってくれて、とおっしゃってくださり、絵も快く
貸してくださいました。

そして、前号まではB5サイズだったものを少し小さくしてA5サイズに
カバンに入れるのにどうしてもちょっと大きくて折ってしまうのを
やめたかったからです。みなさんのカバンのおともにもしてもらいやすく
なったと思います。

もう一つこの号で、成長できた点は、これまでコスト削減のために
インターネット発注だけで印刷していたのですが、向島の印刷屋さんに
5000部のうち限定500部印刷をお願いし、完全なるMade in Mukaishimaに
できたことです。

島の人々によって発行する情報誌を夢見て少しずつ成長する、私も一緒に。

創刊時、島にはあちこちにいろんな事をしている人が点在していて、
島の特性として、なかなか繋がる事が難しいと感じていたので、
紙面で点と点が面になるといいなと思っていました。
Sima-simaと『-』をつけたのには、人や事が繋がるといいな
と言う想いも込められています。

これも発行し続けてこれたお陰で、最近では紙面で紹介した方々が
繋がったとご報告もいただいています。

また、今年の初めに、島の社長さん方が集まる会に呼んでいただいた時、
ウチの妻が、Sima-sima vol.4をどこかでもらってきてね、この絵を気に入って、
ウチの会社の風景画を選さんに描いてもらったんですよ。

と、聞かせていただきました。
そんなエピソードもあるvol.4でした。

それでは、今日もこのへんで。おやすみなさい。


Sima-sima 編集室(クリの文具)

広島県尾道市、しまなみ海道第一島目の島・向島〈むかいしま〉の情報誌を制作している編集室。大人も子どもも楽しくなる文具の販売もしているクリの文具です。向島案内や印刷物制作相談も承ります。

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